業者さんからの依頼で入庫したV220ディーゼル
ロングボディーのアメ車フルサイズ並の大きさで
いいですねー
故障内容はメーターに「ブラインドスポット正常に機能しません」の表示
ブラインドスポットとは車線変更時、死角にいる車の有無をドライバーに
知らせる機能です。
早速DAS診断開始
ブラインドスポットのセンサーとコミュニケーションがとれていませんでした。
しかも左右・・・
片側ならセンサー不良を疑うんですが左右なので違う原因か・・
とりあえずCANの点検と配線を徹底的に行います。
CANデスビは運転席足元まで来ているので配線の異常を探ります。
・・・特に問題なし・・
どういうこと?
センサー異常しか疑えなくなったのでリヤバンパーを脱着して接触不良から確認
すると・・
右
左
センサーのカプラー部に塗装がついていました。
なるほどこれで接触不良が起きていたのだと思い
接点をシンナーできれいに掃除しました。
しかし変化なし・・
業者さんに状況を確認したところセンサーを取り付けたままリヤバンパーを塗装して
熱も入れてしまったとのこと・・
なるほど・・・板金では塗装乾燥の為に赤外線に当てます
乾燥時、長時間高温にさらされるので当然センサーもダメになります。
細かなヒヤリング、点検結果から推測しセンサー不良と判断しました。
後日本国よりセンサーが届き、交換させていただきました。
当然のごとく完治いたしました。
ヒヤリングも大事ですね。